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コブハクチョウのミックス談


 コブハクチョウは春と秋に渡りを行います。


若鳥は親鳥と渡りを行えるのは、ほとんどが「秋の渡り」一度きりです。


しかし、この一度で親鳥と逸(()れずに越冬地に着き、かつ日本とシベリアの経路を覚えられるものでしょうか・・・。実は渡り鳥は、たくさんの家族が集まって大きな群れとなり渡りを行うので、親鳥と若鳥が逸れてしまっても経験のある成鳥に付いて行けば良い為、毎年同じ地域の同じ場所に戻って来られるのです。そして「春の渡り」では、親鳥と若鳥は別々の群れで日本を発ちシベリアへ向かい、性成熟しているコブハクチョウは繁殖地で繁殖を行います。

 


 青山里会の温泉池にいるコブハクチョウのレー♂(19才)とイプ♀(13才)に繁殖行動が観られ、親子であったアオバとワカバ(共に1才未満)に対しての攻撃性が強くなった為、2羽の若鳥を2月27日に捕獲して、南部丘陵公園のハクチョウ池に移動させました。


青山里会 捕獲の様子

【アオバ捕獲時の様子】

【ワカバ捕獲時の様子】
 ハクチョウ池にはコブハクチョウのソラ(2才)を放飼して居ましたので、いきなり2羽をミックスするのは危険な為、隔離フェンスを組みソラを収容させてから2羽を放しました。

南部丘陵公園 隔離の様子
 
 【ソラの捕獲の様子①】
 
 【ソラの捕獲の様子②】
   
 【ソラの隔離スペース】

南部丘陵公園 放飼の様子
  
 【アオバ・ワカバを放飼する様子】

ケージから放した途端に、2羽は猛スピードでソラから逃げる様に泳ぎ去り、池の淵も越えて、斜面をも掛け上がって行ってしまいました…

 

スタッフがなんとか追いつき、池の中に戻すも、池の外へ出ようと2羽とも必死でした。池の淵には、急遽逃走防止のネットを張り、様子を見ました。その晩は夜中中、様子を観るために車中で野営をしました。一晩経つと、少し落ち着いたようで、泳ぎながら羽繕いをしていました!

 

2羽は新たな環境に慣れるのが早く、2日目にはエサを食べていましたが、隔離フェンス内のソラは2羽が来てからエサを食べませんでした…



2羽の行動も終日落ち着いたので、お見合い5日目の3月3日にソラとミックスをすることにしました。しかし、お互い体格差もあり揉める可能性もあるので、ソラをコントロールする為に胴に麻布をタスキがけし、麻布に20mのロープを結わえてからコントロールしながらソラを放し、ミックスを行いました。


 ソラはミックス直後、2羽のもとへ泳いで行きましたが、様子を伺うだけで、攻撃はしませんでした!1時間ほど様子を観て、麻布のタスキと、ロープを外しました。その後も揉めることもなく落ち着いていました。
 しかし、ソラは池の中の水生生物は食べていたものの、エサ入れのエサはほとんど食べませんでした…

 

3月7日、2羽が来て9日目にようやくソラがエサ入れからしっかり食べる姿を見る事ができました!!

今では、3羽一緒に1つのエサ入れから食べるほどになりました。

 

 心配していたミックスが無事終わり、今では3羽で生活しています。


南部丘陵公園にハクチョウが3羽揃いました。優雅に泳ぐ姿を是非ご覧下さい♪

お待ちしております。

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