アカウミガメの調査
新人研修の一環として、
アカウミガメの調査に行って来ました。
深夜に雨風の中、現地に着き、
真暗な海岸を園長を先頭に歩きました。
往路1時間、復路30分の時、
あきらめかけていた我々の目に、
往路の長靴の跡に重なるようにアカウミガメが
通った跡を発見しました!

しかし、すぐに全員は近寄りません。
不用意にヒトが近付くせいで、産卵せずに
海へ引き返してしまうことがあるからです。
3回園長が様子を見に行き、ウミガメが
産卵し始めたのを確認した後、
交代で近くに寄って産卵の様子を観察しました。
新人は皆、ウミガメの産卵シーンを観るのは
初めてだったので、緊張して誰も声が出ませんでした。
産卵シーンは感動します。時間が経つのを忘れて
しまうくらい、食い入るように観続けました。


調べてみると、ウミガメは1回の産卵で120個ほどの
卵を産むそうです。母ガメが命の危険をおかしてまで
産んだ卵が約60日後に1頭でも多く孵化し、
無事に海へ行ってくれることを願っています
